
太宰治「小説津軽」発刊80年
蟹田ってのは
風の
町
だね
から八〇年

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2024 年は、太宰治の小説津軽発刊から80 年の年となっています。
小説津軽で、蟹田に降り立った太宰は「蟹田っていうのは風の町だね」と述べ、友人N 君とともに龍飛を目指す旅の中で物語が生み出されていきます。小説津軽は、太宰の作品の中で特殊な位置を占める作品として、現在も読み継がれています。
外ヶ浜には、昔から物語を生み出す土壌があります。
物語は、小説だけに限りません。縄文の始まりということも壮大な物語ですし、義経北行伝説をはじめ、桂渕神社の伝承、先に述べた太宰治の津軽など、現実か、フィクションか判断に迷うような、絶妙な物語を生み出しているのです。
さて、ちょっとした田舎に住んでいる方なら、「ここには何もない」という一言を耳にしたことがあるのではないでしょうか。それは、若い方々が繁華街やテーマパークや人であふれる都会の喧騒と比較して言っているのかもしれません。
確かに外ヶ浜にそんな喧騒は存在しませんが、現代の変化の速さや膨大な情報に流されて、私たちは「物語を生み出す土壌に生活している」ことを忘れてしまうのかもしれません。
全国どこでも同じものが店頭に並び、地域が独自性を失っている現在、私たちは旅を通して、自分自身の「物語をつむぐ」ことができます。
太宰は、自身が生まれ育った津軽を、あらためて旅したことで物語を生み出しました。外ヶ浜を訪れる人、外ヶ浜に関わるたちは、あたらしい津軽の物語を見つけ、それぞれの旅がひとつの物語になりうることに気付くはずです。
そうした新しい津軽の物語の一つが、今回の「つむぐ外ヶ浜」です。
かつて太宰が旅した外ヶ浜で、どんな物語がつむがれているか、若く新しい津軽の1ページを感じていただければ幸いです。
企画・編集 風乃まちプロジェクト 協力 青森県東青地域県民局地域連携部
